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『入門からのシャドウイング 中国語短文会話360と基本文法 [CD付]』の写真

入門からのシャドウイング 中国語短文会話360と基本文法 [CD付]

¥ 2,940(税込)
出版社:コマガタ出版事業部(星雲社)

語学修行に、奇策・マジックは無し
★☆☆☆☆
2008-08-19
シャドウイングだの、通訳メソッド〜と銘打った本が結構出回っている.「著者は現役通訳者らしい、きっと革新的なメソッドを伝授してくれて、こちらの会話能力も一気に上達するのかもしれない」、などと独り合点して本書ふくめ数冊買ってみた.がっかりである.

「スポーツのように体で練習し、即座に反応できるよう、短文会話を練習する」ということらしく、

「忘れ物はありませんか」    「ありません」
「新聞見ますか」        「見ます」
「おつかれさまでした」     「いいえ」
「彼は」            「出かけました」   ...............

かようにおよそ無意味な短文を延々300も400も録音しているだけ.よしんば、かかる意味のない一言半句を「瞬時に」「反射的に」発語できたとして、それが一体何だろう.人が中国語を学ぶのは、中国人と意見交換すること、中国語で書かれた書籍・新聞を読む事、TVやラジオの報道を解することが、目的であろう.要するに「中国人」というヒトと対話するに、かかる一言半句を「反射的に」「瞬時に」口に出したとて全くナンセンスである.下手でも、のろのろでもこちらの意図を何とか伝えようと悪戦苦闘するのが人間の会話というものだ.

通訳とか、同時通訳などでは、確かに瞬時に的確な訳語で反応しなければないことはいうまでもない.それには運動神経というよりむしろ、話し手の発言内容予測能力を磨くことが求められるのだと思う.この人物はどんな思想の持ち主で、どんな立場に居り、どんな教育・教養を有しているか、結果として、多分こういうことをいわんとしているのだろう、というふうに.

まあ、あまり目くじらたてることもないのだが、やれ何とかメソッドとかシャドウイングとか、さも革命的な学習法があるかのごとく喧伝し、著者にれいれいしく「通訳」「翻訳者」などの肩書きを附して本を売るのは、初心者を惑わすこと甚だしく、如何なものかと感じた次第.かく言う小生もつい買ってしまった.学問に王道や奇策、マジックはないということ.
     

短文会話とシャドウイングで言葉を覚える
★★★★☆
2008-02-18
 日本語を聞けばすぐわかるがかなりスピードが速い。ついていくのは相当大変であるが、これが日常会話のスピードに他ならない。その証拠に日本語であれば、このスピードに従ってシャドウイングすることは容易なのである。
 本書のメソッドは短文会話をひたすら繰り返し口ずさんで覚えてしまうことにあるのだと思う。短文会話だけであることと、シャドウイングで聞いた音を再現する手法であることがポイントである。結果として日本語も中国語も暗記してしまうことになると思われるが、暗記のアプローチとは異なる。
 私は360のうち100程度をピックアップしてiPodに収めた。あとは実践するのみである。

ノーマル・スピードになれるための本。
★★★★★
2008-01-09
ある入門書を3分の2位すすんだ頃に、ヒアリング練習のつもりで手に入れました。
最初はスピードの速さにびっくり。
しかし、よくよく考えると、これが普通のスピードなのだろうから、
初級のうちから、これくらいの速さについていけるようにしておいたほうが、
あとで落ちこぼれないと思って練習しております。
なれるにつれて、なんかホットした気持ちになれます。

内容は、1人が簡単な1つの文(単語のみのこともあります)を言って、
相手が1つの簡単な文でそれに答える、
というごくごく単純な内容をスピーディーにやりとりするものです。
日本語と中国語の両方が吹き込まれているので、コピーをとって歩くときや
寝る前に聞いております。

繰り返し聞けば、入門者や初級者がスピードになれる耳をつくるのに役立つでしょう。
さらに、この著者には、このあとのレベルに応じたヒアリング用の著書があるので、
上達するにつれレベルをあげて練習できるようになっているのも楽しみです。

新しい会話学習法
★★★★★
2007-12-17
シャドウイングを知らないと、確かにミスリーディングなタイトルかもしれませんが、本書は、正しく使えば非常に効果が上がる学習法を提案していると思います。

外国語で会話ができるようになるには、まずその言語の「音」を習得することが必要です。
声調がある中国語の音韻体系は相当複雑ですので、母音、子音、声調と個別に学習していても、なかなか効果が上がりません。
本書は、中国語を聞いた瞬間に意味を理解できるようになるための有効な方法を提示していると思います。

独学で会話を習得するためには、単に中国語の文章を暗記するだけでは足りないようです。
会話にはスピードが必要ですし、リピートのスピードを上げることによって、リスニング力が向上しているという実感もあります。
また、スピードを上げることによって、文章が複数の単語の集合というよりは、文章全体で一つの意味として捉えられるようになってきました。

学校での外国語教授法とはまったく違いますが、実際に会話ができるようになりたければ、本書を学ぶことで余計な回り道をせずに中国語でコミュニケーションがとれるようになると思います。
これまで購入した中国語の学習書の中では一番気に入っています。

CDはテンポも読むスピードも非常に速い
★☆☆☆☆
2007-08-10
中国語学習の入門用としてはかなり難度が高いです。
シャドウイングが核となる本書ですが、
CDはテンポも読むスピードも非常に速く、
中国語の発音に不慣れな方には、
ピンインや声調を正確に聞き取ることはかなり難しいと思われます。

「アスリートになるにはアスリートを真似ればいい」という考えで
採用している学習方法なのでしょうが、
アスリートになるための基礎体力や技術がない状態の私には、
とてもついていけるレベルではありませんでした。

入門レベルを終えての次のステップや中級者レベルの方ならば、
「瞬時のコミュニケーション」を会得するのに役立つのではないでしょうか。

評価は「入門からの」という書名に疑問を感じましたので
書籍の完成度に関係なくつけさせて頂きました。

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