マレーシア入門書。必需品、完全保存版。
★★★★★
2008-09-22
これからムラユ語を学びたい、興味があるという方には非常に最適である。本書の内容はコミュニケーションをとることを重視していて非常に分りやすく、面白い作りになっている。この本をマレーシア人に見せるだけでも笑いのコミュニケーションをとることが出来るだろう。特筆すべき事は本書の最後に載っている単語集である。恐らく日本語→マレー語の単語集を執筆しているのは戸加里さんくらいだろう。これらの単語集はマレー語を学ぶ上で必需品である。この本をまるまる覚えれば簡単な日常会話くらい出来るようになり、マレーシアでの旅行や生活がとても楽しいものになるだろう。仮に単語集をまるまる暗記したのならかなりの語彙力がつくだろう。
もし、ネイティヴぽく話したいのであれば以下の点に注意するとさらに良い。
・人の呼びかけに対して、屋台や飲食店、お土産屋では、男性店員に対してはabang(アバン)、女性店員に対してはkakak(カカッ)と呼びかけるのがベストである。フォーマルな立場で会話をする場合は、男性に対してはencik(ンチッ)、女性に対してはcik(チッ)既婚女性に対してはpuan(プアン)を用いるのが好ましい。もしマレーシア人の友達を作りたいのであれば日本人ぽい堅苦しさを抜きにして喋るのが大切である。
・仲良くなった人や一般的な挨拶には、apa khabar?(アパ カバー/元気?)sudah makan?(スダ マカン/ご飯は食べた?)macam hari?(マチャム ハリ/調子はどう?)と聞くのが良い。
・買い物をした後や何か相手に親切なことをしてもらった場合は、terima kasih daun keladi(トゥリ マカセ- ダウン クラディ/ありがとう。またよろしく!)と言うと良い。
ただ、本書はマレーシアについての礼儀作法や、注意するべき事については書かれていないので十分な予備知識が必要である。簡単なことだけ紹介したい。特にイスラム教徒に対しての礼儀作法を特記している。
マレー人はイスラム教を信仰する民族であり、それにあった挨拶がある。マレーシア人とはマレー人以外に中華系、インド系、その他民族を総称する場合に用いる。
・まず、一般的な自己紹介をするときは右手で握手をし、その手を戻し自分の胸に当てる。女性に対しては同じく右手で握手をし、自分の両手を胸に当てる。(女性でなくても目上の方にも用いる。)
注:(女性に対しては男性から握手を求めてはいけない。女性から求められた場合のみ可能である。反対に女性の場合は男性に対して握手を求めてはいけない。男性は男性、女性は女性と挨拶をする。異性に対してはApa khabar(お元気ですか?) アッサラーム・アライクム(あなたに平安あれ)と言うのが良いだろう。
・物の受け渡しの際は、右手で受け取ろう。やはり左手は不浄の手とされているので好ましくない。右手で物を掴み、左手で右手の手首を掴むのがベストである。
・豚の話や豚を勧めること、酒または酒の入った食品を絶対に勧めてはならない。また犬に関することも控えるべきである。
注:(豚・酒類の飲食は宗法で禁じられ、けがれた物とされている為。また犬は低俗なものとされているので、人間を犬にたとえる行為は侮辱に値する。)
・左手で頭を撫でたり握手をしたり物を食べたりしてはいけない。(左手は不浄の手とされている為。)但し、旅行者の場合は左手を使用して食事をしても問題はない。
・人形や日本の食べ物をお土産にしない。(偶像崇拝禁止の為人形の類を家に置くことは出来ない。但し車の中や職場などはOK 日本の食べ物には豚や酒が含まれた物が非常に多い。イスラム教徒は宗法でハラール食品を食べることを許されその他の物を許されない。但し、特定の成分やハラールに基づいた動物の殺生がなされていれば大丈夫だが、それを判断するのはまず製造会社でないと無理である。現地の食料品のパッケージを見るとハラールのマークがしっかりと載っている。)
・イスラム教徒以外がmasji(モスク)内に不用意に入ってはいけない。モスクはイスラム教徒がお祈りをする場所であり神聖な所である。イスラム教徒では無い者が入ることは禁止されている。(巨大なモスクや観光地になっている場所は外から写真を撮るのは問題ない。看板などで注意がされている場所もあるので良く確認してみよう。)叉、一部のモスクでは見学が許されており、見学用の衣を借りられるところもあるようである。
習慣について、マレーシアは独自のものがあるので簡単に紹介する。
・マレーシア時間が存在する。マレーシア人は日本人と時間間隔も違う。仮に10時に会う約束をしたなら+15分〜30分はあると思って良い。
日本人は-5分〜10分なので知らない人はトラブルの原因となることが多い。だが、決して怒らないで欲しい。気候環境の違いである。日本で言う沖縄と非常に似ている。
・マレーシア人は主に手で食事をするのが基本である。日本人が最初にみると驚かれると思うが、決して汚いことではない。気が向いたのならマレーシア人に食べ方を聞いて挑戦してみよう。食べる前に手を洗い、右手だけで食べること。指使いもちゃんとある。
・公共トイレは有料である場合が多い。入り口に係の人がいたらお金を払おう。利用料は紙や小さな看板に掛かれている場合がほとんどだが、もし、ない場合は(ブラパ?/ブラパ リンギッ?/ブラパ ハルガーニャ?と聞いてみよう)また、一般的にトイレットペーパーは無いので注意すること。マレーシア人は水道とホースと石けんで後処理をする。トイレットペーパーだけよりとても清潔であると言う考えを持っている。トイレットペーパーが必要な方は注意すること。良く公衆トイレに蛇口にホースが付いているのはその為である。
・マレーシア人女性は、イスラム教戒律で人前での肌の露出を禁止されている。その為トゥドン(頭に巻くスカーフ)と長袖を纏い肌露出を控えている。決してトゥドンを故意に取ったり脱ぐことを強要したりしてはいけない。
また、観光客でも肌露出の多い服は避けること。タンクトップ、短パン、ミニスカート、キャミソールなどの類は好まれない。犯罪に巻き込まれる危険性を高める。(外国人だと主張している様なことである)
・シャワーは水だけしか出ない場合がある。マレーシア人はマンディーと言って水浴びをする。気候の為湯浴みをすることは殆ど無い。一般的なホテルなどはお湯は出るので安心されたし。
・どこの国でもあることだがタクシーはとてもぼったくられやすい。乗る前に値段を聞いても、降りるときに値段が変わることもしばしば。対策としては最初に目的地を言って、いくらかを聞く。その時点で高ければ交渉をする。それでもダメならば諦めて次のタクシーを探そう。最初に値段を聞いても教えてくれないタクシーは怪しいので乗らないこと。
また、相乗りタクシーも多い。上手く利用すれば現地人と同じ値段で乗れるが、サクラの場合もあるので注意すること。基本的にメーターを使うタクシーは少ない。だいたいはタクシードライバーの気まぐれ。一応深夜料金もあるが気まぐれ。黄色いタクシーが普通のタクシーで、その他の色は割高だが綺麗。
・マレーシアはバスが沢山あるが、現地人でも乗りこなすのは至難の業。日本の様に電光掲示板が無く、次の目的地が表示されないので景色で覚えるしかない。マレーシアに慣れていない人は乗ることをお勧めしない。ちなみにチケットは一日券でRM2。同じ種類のバスであれば一つの券で乗り回すことが出来る。慣れるととても便利である。
■行事やスポットについて■
8月31日はマレーシア独立記念日である。この日は各地でパレードなどの催しがありとても綺麗である。KLでも盛大なパレードが行なわれる。
9月からPuasa(断食)が始まる。健全なイスラム教徒は太陽が昇っている間は飲食することが出来ない。Sahur(5時、に起きて夜明け前の食事)
Berbuka puasa(7時15分頃アザーンが聞こえたら食事をすることが出来る。)禁欲月間である。尚旅行者は断食をしなくても構わない。
10月 hari raya puasa 断食明けのお祭り。家族や友達の家などで盛大にお祝いをする。挨拶には(スラマッ ハリ ラヤ/Selamat hari raya)、また、maaf zahir dan batin(私の行いをどうかお許しくださいね)と言うフレーズが良く用いられる。
・チャイナタウンはとても活気があり、沢山の屋台が連なっている。その分危険も多い。特にチャイナタウンはゴールデンタイムでは世界中の旅行者が賑わいとても楽しいのだが、深夜になり旅行者も疎らになると雰囲気も変わる。あまり言いたくはないが麻薬取引や、民族間抗争(喧嘩)などもあるのが事実である。安易に深夜で歩くのは控えよう。また、KL付近は首都と言うこともあり、深夜まで開いている店も多いがその分危険もある。人通りの少ない所には決して行かないようにしよう。安易に人に付いていかないことは勿論のこと、女性だけでの外出は絶対にしないこと。
・pasar malam(パサー マラーム/夜市)という夜市がマレーシアにはある。日本のお祭りの時のように沢山の屋台が連なっていてマレーシア各地にある。治安的に危険というわけではないが、とりわけ衛生環境が良くない場合が多い。その為食中毒掛かりやすい場所である。腸が弱い方はここでの飲食は避けよう。(過去に二度ここで食中毒の経験がある)
長く大雑把に説明したが、これらの事項を心得ておけばマレーシア、マレーシア人と上手く楽しく付き合え、本当の姿を見ることが出来るようになるはずである。マレーシアは本当に素晴らしい国である。是非とも多くの日本人に訪れて貰いたい。イスラム圏に関わらず他国の文化や礼儀作法を理解することはとても強みになる。
最後に、マレーシアは発展途上国だという印象を持たれている日本人が多いようだが、マレーシアは中途先進国である。この文章は間違いや特記事項が増える度に更新している。
08・12/3 最終更新
イラストが幼稚すぎ
★★★☆☆
2008-02-20
戸加里さんの文章は素晴らしいのですが、バリ編と同様にイラストが幼稚すぎます。大人が使うにはちょっと恥ずかしいです。コンセプトは良いので、イラストを大人っぽくしてもらえないでしょうか。
マレーシア一人旅で役立ちました
★★★★★
2008-02-18
マレーシア一人旅用に購入しました.
空港,ホテル,鉄道駅やショッピングセンターなどでは英語が通じますが
マレーシアの屋台やバス,タクシーなどでは必ずしも英語は通じません.
また,クアラルンプール以外では英語が通じる割合が低くなるようです.
この本は場面毎に必要となるマレーシア語がイラスト共に書かれているので
見ているだけでも楽しいですし,実際役に立つと思います.
バスは行き先や降りる場所が分からず苦労しますが
この本のお陰で運転手や車掌とのやりとりもでき,無事に目的に辿り着けました.
マレーシアの屋台ではメニューが文字だけで書かれている場合が殆ど
この本にはメニューと共に食事の写真が掲載されているので
注文する際の目安にもなります(実際の見かけは違う物が出てくることがあります).
また,注文のやりとりでも役に立ちます.
比較的薄い本なので,出歩く際に持ち歩いても邪魔にならず
必要最低限のことが発音と共に書かれているのが良いところでは無いかと思います.
初めてのマレーシア旅行にお薦めの一冊です.
よくできています♪
★★★★★
2005-08-12
とりあえず、マレーシア語の単語が知りたい!と思い購入しました♪
メインがマレーシア語ですが、
さすが多人種のお国、マンダリンとタミール語も搭載されています。
可愛い絵もモチロンですが、マンダリン・タミール語の下に、
小さい字でマレーシア語が書かれていて、
この細かい仕事プリには驚きました!!!
マレーシアは英語が共用語なので、英語だけでも不自由しませんが、
ホテルのボーイさん・タクシーの運転手さん・免税店のお姉さん・・・
英語とマレーシア語のミックス+この本で、楽しく会話が出来ました♪
是非、マレーシアに行かれる際は、
この本も連れて行ってあげては、いかがでしょうか☆
これなしではマレーシアでは生きられない。
★★★★★
2004-03-10
Apa Khabar(お元気ですか)?
3週間半のペナン出張中で2週間経過。現地のマレー系、中国系、インド系の会社の同僚から、タクシー、屋台のおじさんまでこれ一冊でどれだけ楽しくコミュニケーションがとれたでしょうか。見せるだけでも、話題に事欠きませんし、マレーシアのことを知りたがっていることを見せられそれだけでも暖かく接しもらえます。特に料理のページは圧巻でみんなげらげら笑いながら喜んでいます。末巻の2800の単語集で看板などの内容がほとんどわかります。あと10日ほどの滞在ですが、もうこれなしではここでは生きてはいけません。マレーシアへ行かれる方は買って絶対に損はありません。
Jumpa lagi(またね)!




